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アイルランドが全面禁煙 パブでも、業界反発
【ロンドン28日共同】アイルランドで29日午前零時(日本時間同日午前8時)から、職場や飲食店など人が集まる室内での喫煙を全面禁止する法律が施行される。同様の禁煙は米ニューヨーク州などで導入されているが、全国一律の禁止は世界でもまれ。
国民の大半が支持しているが、名産のギネスビールを飲みながら愛煙家が紫煙をくゆらす場となってきたパブの業界団体は「パブ文化の衰退につながり、飲食産業にも打撃」と批判している。
禁煙となるのは事務所や酒場、レストランなどで事実上、自宅を除くほとんどの屋内。違反者には最高3000ユーロ(約38万円)の罰金が科せられる。
アイルランド政府によると、人口約400万人のうち毎年7000人が喫煙に関係した病気で死亡している。禁煙導入は医療面での歳出減と間接喫煙被害を減らす狙いがある。
愛煙家の飲食店離れを招くとの懸念の一方で、非喫煙者の利用が増えるとの見方もあり、欧州連合(EU)は経済的な影響に注目。ノルウェーも6月1日に一律禁煙を導入する予定だ。(共同通信)
[3月28日15時17分更新]

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