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新10
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306:氏名黙秘 / :
しんしんと雪が降っていた。
1980年冬、岩手県のとある山村。
翌日の雪下ろしという重労働の予感に、早朝の山村はけだるげな静けさに浸っていた。
そう、ただ一つの小屋を除いては。
「ハフゥッ、アン!」
トメ子は喘いだ。うっすらと朱に染まったトメ子の上で、無表情のままで腰を振り続けるのは五郎輔。
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