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211:氏名黙秘 / :
■紛糾
「そもそも法科大学院なんて必要あるのか」
6月13日、東京・永田町の自民党本部で開かれた法曹養成小委員会。
政府の司法制度改革推進本部の担当者が、法科大学院の仕組みについて
具体案を説明しようとしたところ、議員からそんな言葉が浴びせられた。
担当者は、まず大学院の理念から語り始めるしかなかった。
法科大学院の制度設計は、学者や法曹経験者らで構成された
司法制度改革審議会が、2年間の集中審議を経て昨年6月にまとめた意見書を
最大限に尊重しながら、進めることになっていた。
しかし、同党の中には、「こんな意見書をだれが作ったんだ」と言い出す議員もいた。
「すべての人に開かれた現行の一発型司法試験のどこが悪いのか」
「法案提出を1年、延期したらどうか」
政府と与党の協議が最終段階にさしかかった今年7月の段階でも、
議論を振り出しに戻そうとするかのような発言があった。
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