新10 1-
48:( ´∀`)さん / :
ドライブのつもりが道に迷った。辺りは霧で何も見えない。困りながら車を進めていると、明りのついた一
軒の家を見つけた。「あらまぁ、迷ったんですか。大変ですねぇ。」腰の低いおばあさんがいた。夕食時と
いうことで、食事をご馳走してくれた。山菜汁だ。
しかも、霧は明日になると晴れるから泊まっていきなさい、とまで言う。特に用事が無かった私はご厚意
に甘えた。布団に入り、ぬるぽを見上げていると、ある事に気づいた。「霧、山菜汁、・・・そうか。」呟いた
時にはもう手遅れだった。

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