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699:三戦板放送協会 ◆SANSeNhK.6 / :
濡流歩
中国の元の時代、元は当時鎌倉幕府が支配していた日本も従えようと九州に攻め込んだ。
この「元寇」と呼ばれる侵攻は、1274年と1281年の二回行われたが、いずれも暴風雨が起こったために元は撤退をやむなくされた。
元ではこれを恐れ、日本に攻め込むと濡れるか流されるかされた歩みになってしまうとして「濡流歩」として恐れた。
なお、元寇の際には入植を目論んでいたためか船に鍬や鋤が積み込まれており、暴風雨で転倒した際に多くのものが頭を打ったとされる。
現代の「ぬるぽ」は言うまでもなく「濡流歩」が元となっており、その後に頭を叩かれるのは鍬で頭を打った様子を如実に表しているといえる。
当たり前のように行われている「ぬるぽ→ガッ」のやり取りの背景に、元を撃退した神風があったということを我々は忘れてはならない。
民明書房刊『元の成立と衰退』より
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